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憧れは神視点

何となく気忙しくって、その逃避から色々書きたいものを妄想する日々を送っております。
呆けているので行動にはなかなか移れないのですが、とりあえず『Libera me』は今年中に更新するつもりで推敲しています。
ああ、だんだん『Libera me』のストックが…。

私の書くモノは、ほとんど三人称一元視点です。
これは三人称なんだけど視点を一人に固定する書き方で、一人称とよく似ています。
でも視点者本人が見聞きし感じたことしか書けない制限のある一人称と違って、三人称一元視点にはそれがなく、視点を固定しさえすれば客観的な部分は書き手視点で補うことが出来、表現の幅が一人称より拡がります。

ただあんまり大人数を動かせないような気がする…と言えば語弊があるかも知れませんが(私に技量がないだけで)。
同じ場面に存在するそれぞれのキャラの心情を描きたい場合、私の書き方では段落を変えるか、空行を使って視点者を変えるかしないと無理です。そうなるとやたら改行が増えたり、視点が結局、あっちこっちするので、読み手が混乱しかねない。
例えば『Libera me』など、いろんな立場の人間の視点から書きたい場合、不向きなのではないかと思うのです。

そこで出てくるのが神視点。全ての人間の心情や行動を俯瞰的立場から表現する人称なのですけど、苦手な一人称以上に難しいです。
創作者が集う某SNS内の日記で「神視点の書き方がイマイチわからない」と書きましたら、「完全に作者視点で書けばいいんですよ」との助言を頂きました。
なるほどなぁと思いつつ、未だにチャレンジ出来ずにおります。

小説まがいのものを書き始めた頃は、確かに神視点で書いていたはずなのですが、振り返りまするにただ視点が揺れていただけで、本当の意味での神視点ではなかったと思われます(こっぱずかしいのと怖いのとで読み返す勇気がないけど・笑)。
これから『Libera me』はどんどん人数が増えたり、場面的に視点を一人に固定するのはしんどくなってきます。
何とか神視点をマスター出来ないものかと考える今日この頃。

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