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久しぶりに

ユンディ・リの演奏を聴いた(生ではなく、テレビ越し)。
ユンディ・リとは、18才の時にショパン・コンクールで優勝したピアニストです。ずっと優勝者が出なくて、久々の優勝者だった上に、中国人でピチピチの18才だったから、当時、かなり話題になったと思う(それに日本人から見て美少年クラスだったからね)。
画面に映る彼は少しふっくらして(太っているわけではなく)、やっぱり年を食っていました。
で、幾つになったんだろうと思って調べたら、まだ28才かよ、それにしちゃあ、落ち着き過ぎだろ…と。
まあ正装してたから、よけいに老けて見えたのかも知れません。

演奏は相変わらず柔らかいタッチで、指の動きもきれいだった。
そんでもって手がとってもきれい。白人とか手の甲に毛が生えていたり、演奏は繊細でも男性ホルモン全開な、大きくて丸っこかったりの手の人が多いのだけど、彼の手は薄くて、指も細い。
男性にしてはそんなに大きくないように感じました。
鍵盤の大きさに比して適度(手の大きい人って、足長グモが鍵盤を這っているように見えるから・笑)。
欲を言えば、爪の面積がもう少し大きい方がいいなぁ。
指の先にちょこんと申し訳程度についているように見えました(ちょっと大げさだけど)。
演奏云々より、手ばかりに意識が行くってどうなのさ(笑)。

私はほんの少しピアノをかじっていたのですが、子供の頃から「やらされていた」感が強く、弾いていてちっとも楽しいと思ったことがありませんでした。
ピアノの道から足を洗いずい分になりますが、最近になって実はピアノが好きだったんだなぁと思うように。
久しぶりに歌の伴奏をすることになった…と言う話は以前に日記に書きましたが、ブランクがあるし、実家から離れているので練習は電子ピアノになり微妙にタッチが違う不安から、月に一度程度、グランドピアノがあるレッスン室を借りています。
運指やペダリングを考えるのに腐心したりして、現役の頃じゃ考えられない。
そんな私の姿を今回の歌い手の一人である友人が、「紙森ってピアノ、好きだよね。それもかなり」と申しまして、その時初めて「ああ私って、ピアノ好きだったのか」と気づいたのでございます。
この気持ちがあの当時にあったらと、今更ながらに後悔したりするのですが、多分、時間が戻っても今の気持ちの記憶がないかぎり、同じことを繰り返すんだろうなぁ。
などと、ユンディの演奏を聴きながら思った次第でございまする、チャンチャン。

以下、patiレスです。

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