卯月屋Diary

NCISのシーズン４：エピソード16のラストで、ジヴァが言う一言。
このエピソード、好きなエピの一つで、何度観ても萌えるし、最後で目頭が熱くなります。

以下ネタバレなので、興味のある人はどうぞ。

その前に、拍手、コメント、ありがとうございます♪
なかなか進まなかった『８月シリーズ』ですが、ようやくエンジンが温まってきました。
短期連載と言う形で、遅くとも８月１５日からは始めたいと思っています（それでも十分遅いけど）。

続き

「被爆の真相」と言う副題がついています。
IAEAの査察官である若い大尉が、ある日、「殺人事件を捜査して欲しい」とNCISのギブスを訪ねてきます。
その被害者とは自分（＝大尉）で、ブラジルから査察を終えて帰ってきたのだが、どうやら被爆していると頭に触ってごっそり抜ける髪を見せます。
査察官は被ばく量を感知するクレジットカードくらいのバッジを携帯しているのですが、それが正しく作動してなかったようなのです。
彼はそれをブラジルの原発による査察妨害の一環だと疑っていました（つまり放射能漏れが基準以上の数値を示すことを誤魔化すため）。
とりあえずNCISのダッキー博士が簡易診察し、被爆していることをはっきりさせた後、大尉は放射能専門の治療機関に移され、ジヴァが彼に同行します。

ジヴァは彼とどこかで会っている気がしてならず、それが祖国イスラエルなのか（ジヴァは元モサド）、あるいは別の国なのかはっきりしません。
IAEA査察官として全世界を回る大尉ですので、どこかの国で会っているかも知れず、ジヴァはその時に今回の件に繋がる何がわかるかもしれない…と言うギブスの判断からでした。
結局、毎朝同じ時間に同じコースを逆方向でジョギングしていることに気づき、ほんのりプラトニックなラブの気配が。

治療機関で治療しているにも関わらず、大尉はその後も被爆し続け、面会に来た同僚二人に疑惑の目が向き、NCISで事情聴取も受けますが、その最中に同僚の一人も被爆していることが判明します。
ブラジルから帰国した時、大尉とその同僚は射撃場に息抜きに行くのですが、射撃場の防犯カメラに葉巻を吸う姿が映っていました。
そして大尉は治療中の身でありながら、こっそり葉巻を吸っていたことが判明（中学生かよ・笑）。

被爆の素は葉巻の中に仕込まれていたことがわかり、色々と調べるうちに、IAEA内で庶務みたいなことをしている女性が葉巻に細工したことがわかります。
彼女は金欲しさに、近々査察に行くことになっている某国の原発から頼まれ、大尉達が体調を崩して査察が延期になるよう細工しただけのつもりでした。
ですが、大尉はかなり内部被ばくしてしまい、余命は幾ばくも無い状態となってしまいます。

事件が解決して、大尉はジヴァに外に散歩に出たいと言い、二人は機関内にある庭に出て、ベンチに座ります。
同じジョギング・コースを走っていた二人でしたが、こうなるまではただ互いに「いつもすれ違うなぁ」「きれいな走りだなぁ」としか思っていませんでした。
今回の事件があって知り合う内、惹かれ合っているのですが（大尉はおそらくジヴァに一目ぼれだったと思う）、時間はありません。
大尉の、
「君は気づいたかな、僕がいなくなったことに」
と言う問いにジヴァは、
「気づいたと思う」
と答えます。
でも今回のことがなければ接点はなかったわけで、「いなくなったな」とは思っても、それだけで終わっていたかも知れません。
大尉のそれを含んだ「でもいつか忘れる」と言う言葉に対して、ジヴァは、
「でももう忘れない」
って言って彼の膝の上で手を繋ぐんです、恋人繋ぎっちゅーやつです（大尉の手が、すんごくでかい）。
そこでend。

切ない、切ないぞ～。
色っぽいシーンなんて全然出て来ないし、キス・シーンもないし、まだ意識し始めたばかりの、恋愛にもなっていない状態ですが、確かに惹かれあっていることが、何となく見える小憎らしい演出。
ジヴァが男だったら、私は萌え死んでいたかも知れません（笑）。
このエピ、４～５回観たのですが、２回目以降は脳内BL変換です。
ジヴァはスタイル抜群の美人でありながら、あまり女性女性していないと言うか、少年のような感じなんですよね（事後だけど恋人とのベッド・シーンとかもあるのに）。

このエピの後しばらく、ジヴァは大尉がジョギング中に被っていたオレンジ色のニット帽を、外出時には必ず被っているんです。
何話目かで、大尉の死に触れる言葉が、たった一回だけ出てきました。
「好きだったけど、彼は死んでしまった」