オリジナル小説『輝』は中学・高校テニス部が舞台の作品。
テニスと言うスポーツに悩み、人間関係に悩み、恋に悩み。何度も壁にぶちあたって、でも決して投げ出すことなく真正面から受け止め、自分なりに答えを導きだす――そんな主人公と、彼に影響されながら共に成長していく仲間達の青春スポ魂小説です。
自然豊かな田舎で育った少年・真嶋トオルは、父の仕事の関係で都会の私立中学に転入。そこでテニスを知り、強豪として名高いテニス部に入部する。
テニスの「テ」の字にも縁が無かった素人のトオルは、困難を乗り越え、個性的な仲間とライバルに揉まれて徐々に実力をつけて、テニスの楽しさを実感するに至るが、再び父の転勤でアメリカに行くことになった。
掴みかけたレギュラーの座も、芽生え始めた恋もそのままに渡米。(第一部 中等部編)
アメリカでは転入先の地元中学でテニス・クラブに入るが、人種差別を容認する指導者との軋轢から退部。
何とか自力で日本に帰国しようとバイトを始め、自主練習に励む日々。でもやはり限界が。
そんな頭打ちな状態の中、人種も年齢もまちまちなストリート・テニスを知り、新しい仲間と出会う。ここでも様々な困難がトオルを待っていたが、持ち前のバイタリティーで次々と克服して行く。
アメリカで過ごした日々はかなりハードなもので、大事な仲間の死を経験し、心に深く傷を負ってしまうことにも。それでも確実にトオルを心身ともに成長させ、やがて待ちに待った帰国の日を迎えた(第二部 アメリカ編)
帰国し光陵学園高等部に編入したトオルは、テニス部に戻り、懐かしい仲間達と再会を果たした。そして高校生の夢の大舞台・インターハイを目指す日々が始まる。
しかし彼の行くところ試練がつきもの。動き始めた日本での時間もまた、一筋縄ではいかない様相を見せる。
テニス、友情、恋。トオルを中心に、トオルに巻き込まれながら、成長していく仲間達。その先に待つものは何なのか――いよいよ物語はクライマックスへと走り始める(第三部 高等部編 連載中)。
(2008.08.02)
オリジナル小説サイト『輝』(別窓)
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